ディップ成形の材料には、主にプラスチゾルという塩化ビニル樹脂粉末と可塑剤・安定剤・顔料などを混合したペースト状の液体が使われます。
プラスチゾルは加熱することでペースト状態から固形状態に変化するとともに、成分が溶融して均質になり安定した性質のプラスチック製品になります。
プラスチゾルの成分と種類
可塑剤は、固い樹脂粉末を柔らかくすると同時に、耐熱性、耐寒性、耐油性などの特性を調整します。
安定剤は樹脂が熱や光により劣化することを抑えるために使用し、顔料は着色のために使います。
プラスチゾルは、特性が違う様々な種類(製品)が用意されています。
成形品の利用目的や使用する環境に応じて、適切なプラスチゾルを選択することがディップ成形のポイントです。
※当社はプラスチゾルの製造メーカーである(株)コバヤシの販売代理店も兼ねており、お客様のご要望に応じた適切なプラスチゾル製品をご紹介することができます。
ディップ成形および流動浸漬に使用する樹脂
ディップ成形には、塩化ビニル樹脂(PVC)が使用できます。
流動浸漬には、ポリエチレン(PE)、ナイロン(PA)が使用できます。
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